タイトル『クロエという子』
アル「兄さん。さんについて語れってさ。」
エド「何だよ。急に。ってか誰からの指令だよ。」
アル「さあ?なんか机の上にあったんだよ。」
エド「その紙がか?」
アル「そう。というわけで、さんについて、だね。」
エド「女じゃねえ。」
アル「ちょっ、兄さん!?」
エド「なんだよ。についてだろ?これでじゅうぶんじゃねえか。」
アル「……とりあえず理由聞いていい?(なんとなく予想はつくんだけど)」
エド「ああ?そりゃ口が悪い、力が強い、手がはやい、足も悪い、可愛げがない!のないない揃いだぞ!あいつのどこに“女”を見つけろって言うんだよ。」
アル「兄さん。一応さん話のヒロインなんだけど。」
エド「アルはどうなんだよ?」
アル「ぼく?そうだな〜、心配かなあ。良い意味でも悪い意味でも。」
エド「なんだそりゃ?」
アル「だって、さん。兄さんよりも師匠よりも強いし、それに弱音もはかないし。それは“強い”ってことなんだろうけど。なんだか時々、その強さが折れてしまいそうな感じがするよ。」
エド「確かになあ。無茶しすぎなんだよなあ。」
アル「ぼくには泣くことが出来る体は無いけれど、兄さんがいる。独りじゃないって感じることができる。そのことにどんなに、今までに救われてきたか。」
エド「アル…」
アル「さんも、そんな風に誰かを頼ってくれたらなあって思うよ。」
エド「…アル。お前、あいつのこと」
アル「なに?」
エド「恋愛感情を持ってるのか?」
アル「な、!?何、言い出すんだよ!兄さん!」
エド「いや、なんかよく見てるなあと思って。」
アル「兄さん。無茶してるときのさんって兄さんにそっくりなんだよ。だから分かるだけだよ。」
エド「そうなのか。(ホッ)…ん?」
アル「そういう兄さんはどうなのさ?」
エド「はっ?俺?」
アル「だって、今安心した表情してたんだもん。」
エド「なっ!な〜。お、おれは別にあいつのことは!」
大佐「そうだとも。鋼のには恋愛はまだ早いのだよ。」
エド「げっ。なんでこんなとこに居やがる!」
大佐「はっはっは。私の出した指令の報告を聞きに来たのだよ。」
アル「え?じゃああの指令書、大佐が?」
大佐「そうだとも。南部にも良い女性が居てしかも鋼のが随分入れ込んでいるというではないか。恋愛の駆け引きもまだまだな子供がどうやっているのか気になってな。」
エド「なっ!だ〜れ〜が初恋もまだの成長止まったミジンコ豆か〜〜」
アル「え〜。兄さんが暴れているので今回の座談会はここまでデス。」
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